ホップアロマの表現に非常に注力しており、香りへのアプローチが全く違います。
ヤッホーブルーイング社の公式ウェブサイトではアメリカのホップ品種カスケード由来の香り表現に重きを置いているが分かります。カスケードホップは(クラフト)ビール業界では、その柑橘系アロマにより大変重宝されております。
それに対し、アサヒビール社やキリンビール社の一般的なビールのプロモーションではファインアロマホップの香りを謳っていることが多々ありますが、フレーバーのバランスを大変大切にされ、定番所品と効果的に差別化されておりますが、ホップを強力に重視しているスタイルのビールとは香りインパクトが全く違います。
また、公式ウェブサイトに明記はされておりませんが、よなよな”エール”という製品名から発酵には一般的に香りが豊かといわれるエール酵母が採用されていると考えられます。しかしながら、よなよなエールの商品説明では、酵母由来の香りにはあまり言及されていません。恐らく、あまり香りを出さないエール酵母が使用されていると考えられます。この酵母選択によって、よりホップの香りをダイレクトに活かせるわけですね。エール酵母の特性の幅は非常に広く、これについても後々考察します!