ドラフトギネスと普通の黒ビールとの違いは?

酵母と泡が普通の黒ビールとの大きな違いです!
まず酵母についてですが、ドラフトギネスのビアスタイルはスタウトであるため、上面発酵酵母(エール酵母)が使用されます。焙煎大麦の香ばしいフレーバーのため酵母由来のフルーティな香りは感じにくいですが、この上面発酵酵母の使用は、下面発酵酵母(ラガー酵母)を使用する、例えば、キリン一番搾り<黒生>やスーパードライドライブラックとの大きな違いになります。この違いは単に酵母の違いというわけではなく、ビールのルーツの違いとも捉えることができます。なぜなら、ラガー酵母自体がドイツ起源ですが、スタウトのビアスタイルは英国起源、中でもギネスはアイルランド起源のブランドになります。
次に泡ですが、スタウトであっても多くのビールは炭酸、二酸化炭素によって泡を形成させていますが、ギネスは二酸化炭素だけでなく窒素によっても泡を形成させています。窒素を利用したビールの泡はよりきめ細かく、消えにくいという特徴があると言われております。
ドラフトギネスは、日本でよく販売されている黒ビールとはルーツが異なり、さらに英国のスタウトに捻りが加えられながらも、200年以上の歴史をある非常に面白いビールです。クリーミーな泡、香ばしいフレーバー、シャープで心地よい苦みと合わせてお楽しみください!

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